管理人の息抜き
 
 

大型自動二輪免許一発試験-3度目合格顛末記
(愛知県警察平針運転免許試験場の場合)

 
  WGP(MotoGP)についてのサイトを運営している管理人が、大型自動二輪免許を持っていないというのはどうか?ということで、普通自動二輪免許は持っていたので、数ある大型自動二輪免許合格のHowToを載せているサイトを研究・駆使して、一発試験に挑戦することにしました。本ページは、その時の体験談です。  
 

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1. 一発試験合格の極意

ズバリ、イメージトレーニングです。頭の中で何度も何度も、平針の運転免許試験場の自動二輪の大型自動二輪用のA・Bコースを走ることです。実際に夢にまで出てきて、その夢の中ではコースを間違えて、それでもすかさずコース変更して、規定のコース順に戻って合格するというものでした。   平針試験場コース全景
 

2. イメージトレーニングの仕方

  • Web上の大型自動二輪免許合格サイトを調べる。
    合格した人は嬉しくて、みんなに知らせたくてしょうがない(管理人もその一人)。こういったノウハウや体験談を掲載したサイトはたくさんあるので、探すのに苦労しません。
  • コースの下見とコース図の作成
    実際の試験場に行って、Aコース、Bコースそれぞれを歩いて(走って)コースを覚えます。この時、ウインカーを出す地点、進路変更の開始ポイント、シフトチェンジポイント等を考えながら、コース図を作成していきます。このコース図は大体で構いません。750ccバイク(平針試験場ではホンダVFR750Kが試験車)がどういったもの(感覚)か分からないので、シフトアップのポイントやブレーキングポイントがどこかなど分からないので。これは、イメージトレーニングしたり、実際に試験を受けてVFR750Kのフィーリングを掴んで、どんどんコース図を完成させていくのです。このコース図が完全に自分の中で完成した時は、イコール合格しているということです。
  平針Aコース
Aコース
  平針Bコース
Bコース
 
  管理人が使ったコース図をアップしておきます。(画像をクリックすると拡大します。案内に従えばPDFもダウンロードできす。)  
 

3. コースの下見を繰り返す

とにかく実際のコースを歩いて(走って)イメージを膨らませます。管理人の場合は夜も明けきらないうちから、自転車を持ち込んでコースを走っていました(違法行為なのでマネしてはいけません)。徒歩だと1コース20分以上かかってしまうため、A・Bコース一回ずつ廻って1時間もかかって疲れてしまう。
管理人は、これを毎週末繰り返していました。週末は試験場は休みなのですが、トラック等の大型自動車の練習用に、ゲートを開いて試験コースを開放しています。あいにく自動二輪の練習は設定されていないのですが、人間だけなら柵を乗り越えて自動二輪コースに侵入して、徒歩でコースの下見が可能です。
平針試験場コース全景
 
 

4.路上でできる訓練

4-1.ウインカー安全確認

ウインカー安全確認   進路変更する場合は、3秒前に合図を出さなければなりません。これを体に覚え込ませる訓練です。
ウインカーを出す。
  心の中でイチ、ニィ、サンとカウントする。
”イチ”の時、正面を向く。
  ”ニィ”の時、進路変更する方に頭を振って安全確認をする。実際の公道では、目視のみの安全確認で十分でしょうが、試験では試験教官に安全確認したとアピールしなければならないので、頭を動かすことが絶対に必要です。
  ”サン”の時、また正面を向く。
  そして進路変更を開始(バイクを傾ける)する。
  この練習はバイクが無くてもできます。自転車でもクルマを運転していてもできます。クルマを中では、頭を振っても外からそんなに見えないので、恥ずかしくありません。
 
4-2.波状路の練習
波状路は姿勢がすべてです。ステップに立ち、膝を伸ばして、お尻を前に突き出します(ヘッピリ腰では決していけません!)。こうすると目線は、ヘッドライト越しにフロントタイヤが見えるはずです。この時、ニーグリップは必要ありません。本当に真っ直ぐにステップに立てばいいのです。このステップに立つ訓練を、バイクでも自転車でも何でもいいので練習します。
では、実際の波状路を通過してみましょう。ギヤはロー(1速)、フロントブレーキは使いません。アクセルワークとクラッチ操作のみです。上記姿勢をとったら、腰(お尻)を前に突き出すことだけに注意して、波状路を乗り越えて行けば通過完了です。
波状路
 

5. 合格TIPS

5-1.一本橋
公道では、この方法は通用しませんが、一本橋通過のための必殺技を紹介します。
  • ギヤはロー(1速)、フロントブレーキは使いません。右足リヤブレーキの用意
  • 右後方確認後、発進。リヤブレーキをかけて(引きずる感じ)アクセルワークと半クラッチで前進していきます。
  • リヤブレーキを引きずりながら駆動力をかけて走行すると、とても安定します。
一本橋
  • 一本橋から落ちないようにハンドル操作するのですが、絶えずセンターに向くように小刻みにハンドルを動かします。体のバランス(体重移動)で方向を操作しようとすると、体の振れが大きくなり、修正が効かなくなります。ハンドルをこじって、とにかく橋から落ちないように!
  • コースの下見の時に、規定の10秒で歩いてみます。意外とスピードが速いのが分かります。上記方法を使えば、このスピードで一本橋を通過するのが簡単だと感じるはずです。
   
5-2.急制動
ここでは平針試験場スペシャルの急制動について記載します。
  • 急制動に入る直前が緩いS字状になっているので、このS字に入るまでに急制動の準備を完了させておかなければなりません。
  • 裏の外周路ストレート(4速・40km/時以上)から最終コーナーに3速で入ります。
  • 最終コーナーをそのまま3速で起ち上がり、すぐに4速にシフトアップ。
  • 4速・40km/時になるまでスピードメーターを注視。
  • 40km/時になったらアクセルを固定。
  • パーシャル状態でS字をクリア。
  • 急制動の開始の準備。つまりフロントブレーキ、リヤブレーキに触らない。クラッチも触らない。
  急制動
  • ブレーキ開始のロードコーンを通過した瞬間、全神経を右手4本指フロントブレーキ、右足リヤブレーキに集中!エンストしても構わないので、左手は考えない。前後輪のブレーキ割合は、数字で表しても意味がないので、とにかく11m以内(晴天時/雨天時は14m以内)に止まれるようにブレーキングする。この時ロックさせてはいけない(10点減)ので、微妙に制御が必要。大切なのは、11m以内にロックさせずに止まるんだという意識!これで止まれたらフロント寄りにブレーキを強くかけているはず。この時、必ず左足をついて止まること(右足特5点減)。
  • 止まれたからといって安心してはいけない。すぐさまクラッチを握って、セルモーターでエンジンスタート。(ギヤチェンジの前にエンジンスタートのこと。)
  • 右後方確認後(10点減)、足を踏み換え(右足を地面について、左足をギヤチェンジ側ステップに)、ギヤをロー(1速)に。試験車はヘタクソな受験生達に酷使されているため、ローに入りづらくなっているので、確実にローに入れること。
  • 右後方確認後(10点減)、足を踏み換える。
  • 右ウインカーを出し(5点減)、右後方確認後(10点減)、発進。これで急制動が完了する。
  • 大型自動二輪試験の合格のポイントは、こういった細かいことの注意が必要ということです。採点は持ち点100点からの減点法で、70点以上が合格なので、急制動が止まれても、その後の細かいことで減点されてはたまったものではない・・・
 
   
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■平針試験場で受験して感じたこと(所見)

採点は減点法だからといって、ミスしないように低速で走り切っても合格しません。
大排気量車(大トルク・車重大)の免許ということで、ある程度バイクを乗りこなしていると判断させなければいけません。そのため、加速する所(裏の外周路ストレート)では加速、スラロームは軽やかな切り返しなど、メリハリのある走りが必要です。
そのためにも、コースは完全に覚えてください。一つの課題走行が終わり、次の課題走行がどこにあり、何をするのか分かっていれば、そのセクション間の移動(法定走行)は自信を持って行えます。これは試験教官(同じに受験しているギャラリーも)には、大きなアピールとなります。
その証拠に、平針試験場では70点以下の減点になったからといっても、検定中止とはなりません(一本橋落下やロードコーン接触などは即検定中止ですが)。最後(ゴール)まで走り切らせてくれます。これは、バイク操縦のトータル性を見るためで、安全確認など(法定走行)基本は当然、波状路など大型バイクならではの技術習熟度も見極めたいという方針からだと思います。
   

■コース下見の最後は6速全開!

平針試験場は小高い丘の上にあり(昔は何もなかったが、今は住宅密集地の真ん中の天辺といった感じ)駐車場が試験コースを取り囲むように整備されています。ゲートが閉まりかける夕刻、ちょうど二輪の試験コースの下あたりは丘を削って宅地にしたために、駐車場からゲート前の運転者講習センターまでは、完全に封鎖された(安全に高速走行が可能)コンクリート通路(路面はアスファルトです)になっています。
誰もいない右回りの駐車場を、右にややバンクさせながら6速アクセル全開で駆け抜け、軽くフロントブレーキをかけ、きっかけを作ったら更に右に倒し込みながら二輪コース下のコンクリート通路に飛び込みます。ここでコンクリートの壁にいかに自分の右ヘルメットもしくは右肩が近づけられるか度胸が試されます。気分はF1モナコGPの海岸に面したヌーベルシケイン手前のトンネルとでもいいましょうか・・・ここを6速全開で抜けられたら、今日の下見は気分良く終えられます。
コンクリート通路を抜けたらフルブレーキングのこと。右-右と駐車場を案内するようになっています。
   

■総括

イメージトレーニングがすべてとは書きましたが、管理人は2回試験に落ちて、大型バイクの実地の乗車訓練が必要と痛感しました(当初は、試験前の外周路一周の練習走行で、あとはイメージトレーニングだけで合格するつもりでいたのですが・・・)。
そこで、1回(1時間)毎に受講ができる”豊田ライディングスクール(TSR:0565-58-2208)”で練習しました。ここは、平針試験場を二回り程縮小した模擬コースとなっていて、A・B両コースを完璧にマスターできます。本文で書いた一本橋や波状路の走行方法もここで教えてもらいました。

合格までに掛かった金額:

受験手数料 4,400円×3回  
免許証交付手数料 1,650円  
豊田ライディングスクール 入校料: 1,000円  
(自由科) 受講料: 5,000円(土・日料金)×4回  
合計 38,850円  

費用も安いに越したことはないのですが、社会人にとっては仕事を休むということの方が大変でした。試験は平日で、午前の試験でも発表は13:00からと、結局、試験場までの移動時間を考えると、一日休みを取らなければなりませんでした。

でも、受かった今となっては、このページをアップしているように、自動車学校で免許を自動的に交付してもらうのと比べて、大きな顔をして自慢できます。

 

   
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