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1978 WGP CHAMPION MACHINE

YAMAHA YZR500　Kenny Roberts

YAMAHA International
ヨーロッパ発祥のGPは、ヨーロッパ人のためのGPであった。そこにアメリカ人ライダー、ケニー・ロバーツがやって来た。毎周回、機械のように正確にリヤを滑らせながらコーナーを駆け抜けていく彼のライディングは、当時のヨーロッパ人には衝撃であった。
またパドックではモーターホームを持ち込み、完全プライベート空間を作り出すことにより、グランプリサーカスという家族的なGPの雰囲気を過去のものとしてしまった。

ケニーが駆ったYZR500(0W35)は、ヤマハのコーポレートカラーのレッドではなく、参戦資金を出資したアメリカのY.I.C.(ヤマハ・インターナショナル)カラーのイエローだった。1980年までの3年間、ケニーはこのカラーのYZRで走るのだが、奇しくもその時のみチャンピオンを獲得したので、ケニーといえば、イエローのYZRというイメージが強い。モノクロス"リヤサスペンッション。最高出力ps以上/rpm。全長mm、全幅、全高、ホイールベース、車重kg。